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Cognac Pierre de Segonzac 1977 pour BAR DORAS
Cognac Pierre de Segonzac 1977 pour BAR DORAS
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700ml 44.4%
《南国フルーツ系“ランシオ”。グランド・シャンパーニュ1977年産トロピカルマンゴーコニャック》
【輸入経緯】
コニャック地方グランド・シャンパーニュ地区ど真ん中のヘソとなる一等地のスゴンザックには沢山のコニャック名門生産者が名を連ねています。その中の 1 つ「Pierre de Segonzac(ピエール・ドゥ・スゴンザック)」より初となる BAR DORAS プライベート ボトル(PB)をご紹介致します。
出会いは 2017 年 6 月 15 日、仏バスク地方ビアリッツ滞在からコニャックへ向かう中継地としてボルドーに着き、ボルドー旧市街 を散策していると「COGNAC ONLY」というお店が目に入り入店しました。大手メーカーのコニャックでなく、私自身が訪問して いる栽培から蒸留、熟成、瓶詰めまで一貫して自家で行う意味の“プロプリエテール”・コニャックが沢山陳列されている中で、当 時まだ伺ったことがないピエール・ドゥ・スゴンザックのコニャックがあったのでボトルを見ていると店主が「これは私が造って いるコニャックです」と温かい笑顔で声を掛けてくださり、「是非テイスティングしてください」とでコニャックをいただきました。 ピエール・ドゥ・スゴンザック現当主との出会いはボルドーにて、ご自身が造るコニャックだけでなく同じように良質な他農家の コニャックも販売するコニャック専門酒屋をボルドーにて経営もされていました。
ピエール・ドゥ・スゴンザックは長い歴史を持ち、1702 年から Jacques FERRAND(ジャック・フェラン)氏が自家畑でユニ・ブ ラン種を栽培し、収穫したブドウを蒸留し熟成まで行っています。創成期から約 260 年間、コニャックの原酒となるオー・ド・ヴ ィーを大手メーカーに卸していましたが、フェラン家の 10 代目 Pierre FERRAND(ピエール・フェラン)氏が大手メーカーへの原 酒提供をやめ、コニャックブランドとして Pierre de Segonzac(ピエール・ドゥ・スゴンザック)を立ち上げました。その後、息子 の Christian FERRAND(クリスティアン・フェラン)氏が 11 代目として継ぎ、そしてクリスティアンさんの息子で前途しボルドー で出会った Pablo FERRAND(パブロ・フェラン)氏が現 12 代目として伝統的なノウハウを現代に伝えています。自家栽培のブドウ から作ったワインを自家用蒸留機で蒸留するワイン製造業者のみにフランス国家から与えられる特別な称号兼特権“ブイヤー・ド ゥ・クリュ”の称号を持ち、同族での継承が途切れた時点で権利消滅のため、同称号を持つエステイトは希少な存在となります。 ピエールさんの肖像画がブランドのロゴに使われ、ピエールさんの孫であるパブロさんが 8 ヘクタールだけの自家畑から今も昔と 同じようにコニャックを造っています。
初対面以降、例年のコニャック廻りでのアポ取りで連絡を取り合っていましたが、コニャック造りや酒販店、海外出張でのプロモ ーションと忙しいパブロさんとタイミングが合わず、初訪問は 2024 年 4 月 3 日となりました。この時の渡航は、旧 DORAS がピ リオドを打ち 3 ヶ月に及ぶ建物解体期間を使い 3 月 1 日に出国して 49 日で8カ国 18 都市を廻り、メインイベントで 4 月 1 日にコ ニャックに着き 12 泊して沢山の造り手を廻りました。4 月 3 日は 3 件のアポイントメントを取ってある中で、ピエール・ドゥ・ス ゴンザックには予定通り午後 2 時に到着すると、7 年ぶりの再会を感じさせない満面の笑みのパブロさんがお迎えくださいました。 初訪問の際に造り手に必ず「沢山の福が来ますように」と言葉を添えてプレゼントしています招き猫の手ぬぐいをパブロさんに渡 すととても喜んでくださり、その後蒸留所や貯蔵庫での詳しい説明をご本人からいただきました。最後に Extra(エクストラ)や、遺 産的な Ancestrale(アンセストラル)のコニャックをテイスティングさせてくださり、長期熟成での長い余韻に魅了されていると、 直筆のメッセージが添えてあるエクストラとアンセストラルの小瓶 2 本を「プレゼントです」とで頂戴しました。“貰ったら直ぐ返 す”自身のスタイルにより直ぐさまパブロさんに「このエクストラとアンセストラルを DORAS で提供したいのでフルボトルを購 入することは出来ますでしょうか?」と言うと、ちょっと驚いた顔をして「勿論です」と喜んでくださいました。PB を進めるにあ たり、本来なら渡航や訪問日前に希望する味わいを先方に伝え、当日にカスクサンプルを用意していただく流れとなりますが、初 訪問ではまず伺ってから造り手を知り、自分を知ってもらい、その後に希望する味わいを伝えるという順序と礼節を守り、相手を リスペクトしたい、これも自らのスタイルがあります。パブロさんから購入したコニャックを受け取り、「これからもやり取りを続 けましょう」とのお言葉に対し、「帰国してあなたのコニャックを PB として輸入したいのでメールします」と返しピエール・ドゥ・スゴンザックを後にしました。次のアポイントメントに向かう中で考えました。愛を込めて自身のコニャックを造るだけでなく、 他の造り手へもリスペクトを持ち紹介していこうというコニャックへの熱い情熱がパブロさんの人柄に表れていたなと。バーテン ダーとして提供する 1 杯 1 杯のグラスからお客様にコニャックを広めていこうとしていた中でコロナ禍により輸入酒類免許を取得 してからは 1 本のボトルからもコニャックを広めていきたいとなり、コロナ禍前後でパブロさんと久々の再会をした時に自身を重 ねて見て感じることが多くありました。コニャック愛が溢れるパブロさんのコニャックを日本に紹介しようと思いました。帰国し て、ピエール・ドゥ・スゴンザックの定番商品が日本で販売されていたのを以前から知っていたので輸入元を調べ、筋を通して電 話しました。返答は日本には以前に一度だけの輸入で現在は在庫のみとなっているので弊社輸入はまったく問題がないとのことで、 一度輸入されている定番商品の XO や EXTRA と違った DORAS らしい PB を日本にご紹介したいと考え、希望する味わいをパブ ロさんに伝えました。インポーターさんや酒屋さんが定番商品を広め、私のようなバーテンダーは限定商品を紹介することで相乗 効果があると思っております。カスクサンプルが届き、その中の 1 つ、「1977」を飲んだ瞬間、鳥肌が立つような 1 発決めとな るもの凄い原酒に出逢うことが出来ました。その後にオリジナルラベル作成や出荷に関してのやり取りを重ね、昨年(2025 年)11 月 のコニャック廻りではボトリング当日に再訪となり、パブロさんの熱い抱擁でお迎えいただきました。1977 年 11 月蒸留から 2025 年 11 月 12 日ボトリングまで 1 滴も加水なしで 48 年長期熟成されたコニャックを現地にて再確認もでき、確信となりました。 ユーロ/円が史上最高値を更新し続ける円安や、輸送コンテナ船が従来のスエズ運河経由から昨今の中東情勢の緊張により喜望峰 ルートになり日数が伸び燃料代も高騰など諸々と厳しい状況になっていますが、その中でこの素晴らしいコニャックを沢山の日本 の皆様にお飲みいただきたく最大限 240 本のボトリングを決め、出来る限りの値付けをしました。 多くの皆様が大好きな南国フルーツ系“ランシオ(貴熟香)”、トロピカルマンゴーコニャックをご紹介させていただきます。
【テイスティングコメント】
濃密でトロピカルなマンゴーの厚みにパパイヤやパッションフルーツの風味を伴い、豊かな南国果実が重なり合うような明るい奥行きにユニ・プラン種の引き締める酸がアクセントとなり、透明感ある果実香が長く続きます。同グランド・シャンパーニュ地区 と同1977ヴィンテージ、同カスクストレングスで以前にリリースし、今でも問い合わせがあるほどトロピカルな味わいのコニ ャック「フランソワ・ヴォワイエ 1977(2022 年 11 月発売 : 税込 49,940 円)45 年熟成 48.7%vol」との比較テイスティングを行い ました。両方とも同スタイルのトロピカルマンゴーなコニャックの中で、フランソワ・ヴォワイエは新樽で 3 年熟成させる厚みが ありますが、ピエール・ドゥ・スゴンザックは新樽期間が短く古樽で出来るだけ樽香や複雑なボディを付けない、樽の風味より上 述の透明感あるピュアさが特徴的で、新樽熟成期間を短くするのがピエール・ドゥ・スゴンザックのハウススタイルで他の定番商 品にもそのスタイルが味わいに表れていると感じました。2 つの1977を比較しながらピエール・ドゥ・スゴンザック現当主パ ブロさんに「新樽熟成期間は半年くらいでしょうか?とてもクリアな味わいから短い期間と予想しています」とメッセージを送る と以下の返信がありました。「はい、確かに短い期間でしたが、あなたがご存知の通り、コニャックにおいて“短い”というのはそれ ほど短い期間のことではありません(あはは)。熟成という言葉より液体が樽と馴染む時間を与えるためと私は考えます。夏場は気 温が 15 度まで上がるので樽の中でコニャックを熟成させるのに最適な時期ですが、気温が低いと液体はより安定しあまり動きま せん。つまり、新樽での熟成期間は 4 月から 9 月までの 6 ヶ月間でした」 農家系コニャックでは 2 回蒸留後に新樽で通常 1〜2 年熟成させるところ、半年だけ新樽で骨格を付けることはブドウの味わいで 勝負出来るピエール・ドゥ・スゴンザックの自信が表れています。半年だけの新樽期間を経て、上記の輸入経緯で記したようその 後は古樽で寝かし、樽出し44.40度でボトリング日までずっと静かに熟成された48年熟成となります。 また、大手ブレンドメーカー以外の農家系コニャックを飲む際、ウイスキーを飲む時のように 1 滴やトワイスアップのような加水 やチェイサーの水を飲んでコニャックを飲むと口内にアルコールが刺さりエグ味が出てしまうため、加水は厳禁とチェイサーは水 でなく軽い水出し紅茶がおすすめです。 ブドウを蒸留して生まれ、原因となる“エステル”が水との相性の悪さがある反面エステルが良い方向に向くと熟成によりこのよ
うな南国フルーツに白桃も加わり、綺麗なランシオ(貴熟香)をこれでもかと感じられる至高のコニャックとなります。
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