700ml 48.9% ※先行販売品に伴い、4月22日以降のお届けとなります※
変化に富んだ味わいが楽しめるシングルカスク!!
ブレアソール2011はホグスヘッドの12年熟成で、シングルカスクのカスクストレングスボトリングです。
色はライトゴールド。グラスに注ぐとカリンあめ、ハチミツのアロマに渋皮付きの和栗やジンジャーが混ざり合い、奥から現れるトフィの香りに夏ミカンの皮が寄り添います。口に含むとハーブティを感じる味わいがあり、ゆっくりとハチミツの甘味やナッティさが現れます。色づきはじめたマンゴーや黄桃といったフルーツの味わいも感じられ、ナツメグがアクセントになり、より味わいに複雑さを与えます。フィニッシュに加わるブドウの種をかじったような苦味が、全体を引き締めます。ハチミツ、フルーツ、スパイスが刻々と混ざり合いながら変化に富んだ表情を見せてくれる楽しいシングルカスクです。ぜひこの機会をお見逃しなく。
ホグスヘッドNo. 305383
蒸溜年:2011年
瓶詰年:2023年
---テイスティングコメント---
色:ライトゴールド
香り:カリンあめ、ハチミツ、渋皮付きの和栗、ジンジャー、トフィ、夏ミカンの皮
味:ハーブティ、ハチミツ、ナッティ、色づきはじめたマンゴー、黄桃、ナツメグ、ブドウの種
---Blair Athol / ブレアソール---
蒸留所の創業は1798年です。その当時、蒸留所は敷地の農場の名からアルダワーと呼ばれていました。ブレア・アソールという蒸留所名になったのは、1825年に政府の認可を受けてからです。ブレア・アソール蒸留所があるのは、南ハイランドの保養地として有名なピトロッホリー。この町は夏目漱石がロンドン留学中に訪れた土地としても知られ、彼の滞在したダンダラックの館は、現在はホテルとして運営されています。蒸留所はそのピトロッホリーの町はずれにあります。
蒸留所名の由来は、アソール公爵の居城であるブレア城に因んでいますが、実際には蒸留所と城とは18キロメートルほども離れています。ブレア城は昭和天皇が皇太子時代に滞在(1921年)した城としても、日本人には馴染みのある場所かもしれませんね。なお、ブレア城のあるブレア・アソール村ははBlair Athollと綴るのですが、蒸留所名は最後の「L」を一つ省いてBlair Atholと綴っています。
仕込み水は蒸留所内を流れるアルト・ダワー川から引いています。大変清らかな川として知られ、1887年に蒸留所を訪れたアルフレッド・バーナードは、ここの水の輝きはまるでクリスタルようだと絶賛しました。なお、アルト・ダワーとはゲール語で「カワウソの小川」を意味していて、オフィシャルボトル「花と動物シリーズ」のラベルにもカワウソのイラストが描かれています。
ブレア・アソールはブレンデッドウイスキーのベルの重要な原酒です。現在ブレア・アソールのオフィシャルボトルは発売されてなく、原酒はもっぱらブレンデッド用に回されているようです。ですので、とても入手しづらいシングルモルトのひとつだといえます。しかし、以前出されていた「花と動物シリーズ」12年のストックはまだ市場に残っていますし、限定バージョンのオフィシャルボトルも過去に何度かリリースされています。見つけたらぜひ飲んでおきたいシングルモルトですね。