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京都醸造 ひょっと

京都醸造 ひょっと


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350ml 6,5% 
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「ひょっとしたら」の発想から生まれた、ベルジャン酵母とチオールが織りなすトロピカルで革新的なIPA

【味わいの特徴】
この実験的なIPAは、アメリカ産とニュージーランド産のホップ、さらにホップの香り成分チオールを最大限に引き出す技術を私たちのハウス酵母であるベルギー酵母と融合させて造りました。ピンクグレープフルーツのような力強い柑橘系アロマに、トロピカルでフルーティーなエステル香が重なり合い、味わいの相乗効果を感じてもらえる一杯に仕上がりました。

【相性の良い食事】
鴨ロース~柑橘ソースを添えて~、鶏もも肉の柚子胡椒焼き、帆立のカルパッチョ

【名前の由来】
「ひょっとしたら」
「ひょっとして」
「ひょっとするかもしれない」
醸造は科学であり、同時にひらめきでもある。理論を積み上げながらも、最後に背中を押すのは直感。「ひょっと」は、そんな仮説と挑戦を形にするミニシリーズ。
既成概念にとらわれず、小さな“もしも”を仕込み、一杯のビールに昇華させる。その一杯でしか見えない景色をみるために。

【醸造家の声】
この1年ほど、私たちは世に登場したばかりのホップ製品や最先端の酵母を用い、インパクトのあるIPAのキャラクターを引き出すために数多くの実験を重ねてきました。その過程で、ひとつ発見したことがあります。それは、私たちのハウス酵母(ベルジャン酵母)が特定のホップと相互作用した時に、得も言われぬ魅力的な味わいを生み出すことです。そこで、これらの新しい手法を私たちのルーツであるベルジャン酵母と融合させ、今までに体験したことのないようなユニークなビールを生み出したいと考えました。

こうして誕生したのが「"チオライズド"ベルジャンIPA (Thiolized-Belgian IPA)」です。本作は、チオールという香り成分を放出する酵母と自社のベルジャン酵母を同時に使用した、いわゆるハイブリッドなもので、ベルジャン酵母由来のフルーティーなエステル香と、ホップ由来のトロピカルなチオール香を融合させています。私たちの知る限り、これは本邦初の“チオール化"したベルジャンIPAかもしれません。

複数酵母での発酵には多くの注意すべき点があります。例えば、それぞれの酵母の投入比率はどうするか、どちらかが強くなるような支配的な株は存在するのか、あるとすればどの程度調整すべきか。さらに、必要な酸素量、発酵温度、比重、発酵特性など、酵母ごとに活動ができる最適条件が微妙に異なる点も考慮しなければなりません。多くのリサーチと試験を重ねましたが、このような試みにおいては、最終的に直感や未知の要素も大きく関わってきます。私たちは二つの酵母の強みを活かし、魅力を最大化するために、その中間点を探るように設計しました。

モルトはシンプルに、ピルスナーモルトをベースにし、小麦とデキストリンモルトを少量加えてボディを補強。ホップには、ベルジャン酵母のエステルと相性の良いクラシックなアメリカンホップに加え、チオール含有量の高い品種を組み合わせ、南半球由来のトロピカルな風味を引き出しました。

その結果、驚くことに両酵母は手を取り合うように非常に良い感じに共存し、発酵の過程を通じてそれぞれの個性をバランスよく発揮しました。これにより、香りと味わいに複雑で重層的なフルーティーさが生まれ、一口ごとに新たな発見があります。キャンディー、ストーンフルーツ(核果)、洋梨、マンゴー、パパイヤのようなニュアンスに、柑橘の皮のような全体を引き締める風味も加わり、素晴らしい結果に落ち着きました。

こうした何かと何かを掛け合わせることで起こるシナジー的アプローチには、新しさと特別な可能性を感じており、今後もこの「ひょっと」から未だ見ぬ新世界的ビールを展開していくのが楽しみです。

スタイル:IPA
シリーズ:KBC2.0
ABV:6.5%
IBU:45
ガスボリューム2.65

---京都醸造---
「自分たちが飲みたいビールを作れば良い」と言う友人の一言で始まった醸造所。

創業者はウエールズ人のベンさん、カナダ人のポールさん、アメリカ人のクリスさんの3名。

美味しいビールは日本中にたくさんあるけれども、他の味も試したかった。他のスタイルを味わってみたい人はたくさんいるに違いない。そのような思いからKBCを立ち上げた。

彼らのビール造りのベースとなったのは、アメリカとベルギーのビールだ。

アメリカはここ30年、クラフトビールの世界を切り拓いてきたクラフトビール界のパイオニアである。毎年のように新種のホップがリリースされている。無数の醸造家により材料や醸造法を混合させたハイブリッドビールやABV(アルコール度)及びIBU(国際的に使われる苦味を図る指標)が極端に調整された新しいスタイルのビールが生み出されている。彼らも既存の枠に捕らわれない新しいスタイルのビール造りに挑んでいる。

ベルギーは、歴史や伝統を重視したビール造りを続けてきた。一方で、歴史や伝統だけにとらわれず、アメリカと同様に独自のスタイルにこだわる醸造家がいる。自然酵母の使い分け、甘味、辛味、苦味、酸味、軽さや重さの調整により新しいビールが造り出されている。べルギービールの製造の工程は多様で複雑なものである。

どちらの国のビールも共に興味深く、味わい深い。しかし、双方のビールの良さのみを抽出して掛け合わせることで、よりユニークで特別なものができるのではないかと考えた。

醸造所の酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用している。この組み合わせから、今までになかった独特の味わいのビールができる。しかし、これは僕たちのスタート地点に過ぎない。今後この醸造所でどのようなビールが造られ、発展していくか僕たちにとっても未知数である。