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ゆい (YUI) / 京都醸造

ゆい (YUI) / 京都醸造


通常価格 ¥693
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330ml 6.5% ※原則クール便での配送とさせていただきます

インスピレーションは様々なかたちで湧きます。誰も経験したことのないような、全く新しいものを造り出すアイデアのときもあります。もしくは、みんなが慣れ親しんでいるものをこれまで試したことのない方法で表現することかもしれません。このビールに関しては、両方を少しずつ組み合わせることでインスピレーションを得ました。

多くのビールにベルジャンイーストを使用する醸造所として、ベルジャンIPAは私たちにとってとても身近なスタイルです。例えば定番の一意専心は、昔ながらのベルジャンスタイルが少しウエストコーストIPAと合わさったものですが、限定リリースの毬子は現代的なアメリカンIPAに強く影響を受けています。しかし、どちらもベルジャンイーストの特徴が顕著で、アメリカンイーストを使った場合とは明らかに異なります。このことは、アメリカンIPAの側面をベルジャンスタイルの解釈に取り入れるだけでなく、実際に両方の酵母のハイブリッドを造ったらどうなるか考えさせました。

その結果は、これまでに造ったベルジャンIPAとはまったく異なる、かなりユニークものになりました。麦芽のレシピはアメリカ、特にクラフトビール革命初期のアメリカによくあったものです。少しのミュニックモルトと軽く焙煎されたクリスタルモルトは美しいオレンジの色合いと、大量のホップとバランスをとるのにちょうどよい甘みを与えます。この甘い特徴はベルジャンイーストのフルーティーな側面をひき立て、熟したフルーツやスパイスを浸した蜂蜜のようなニュアンスを生み出します。ホップは100%アメリカ産ですが、明らかにユニークでちょっと変わったフルーツの特徴がある品種を使っています。デナリにはスパイシーな松とパイナップル様の柑橘っぽさがあり、Loralにはかすかに花やハーブっぽい柑橘の要素があります。しかし京都醸造で好んで使うHBC344や実験的なホップが中心にあり、青リンゴや熟しすぎたフルーツの特徴をもたらします。

これらすべてが組み合わさって、これまでにないIPAができました。ベルジャン過ぎず、アメリカン過ぎず、これぞハイブリッドです!

名前の由来:アメリカンとベルジャン。

この2つを結びつけた結果、それぞれの特徴を垣間見せつつも、そのどちらにもない特徴を醸し出すハイブリッドIPAが出来あがりました!

どちらが欠けても出すことのできない、両者の力を合わせたからこそ出来上がったこのビール。

その麦芽由来の柔らかさやポップ由来のフルーツ感を、是非味わってみてください。

スタイル:ハイブリッドIPA

モルト:2-Row, Pilsner, Munich, Crystal T50

ホップ:ビタリング - Columbus

味・アロマ - Loral, HBC 344, Denali

酵母:American Ale/Belgian Ale

ABV:6.5%

IBU:34

ガスボリューム (炭酸ガス含有量):2.4

---京都醸造---

「自分たちが飲みたいビールを作れば良い」と言う友人の一言で始まった醸造所。

創業者はウエールズ人のベンさん、カナダ人のポールさん、アメリカ人のクリスさんの3名。

美味しいビールは日本中にたくさんあるけれども、他の味も試したかった。他のスタイルを味わってみたい人はたくさんいるに違いない。そのような思いからKBCを立ち上げた。

彼らのビール造りのベースとなったのは、アメリカとベルギーのビールだ。

アメリカはここ30年、クラフトビールの世界を切り拓いてきたクラフトビール界のパイオニアである。毎年のように新種のホップがリリースされている。無数の醸造家により材料や醸造法を混合させたハイブリッドビールやABV(アルコール度)及びIBU(国際的に使われる苦味を図る指標)が極端に調整された新しいスタイルのビールが生み出されている。彼らも既存の枠に捕らわれない新しいスタイルのビール造りに挑んでいる。

ベルギーは、歴史や伝統を重視したビール造りを続けてきた。一方で、歴史や伝統だけにとらわれず、アメリカと同様に独自のスタイルにこだわる醸造家がいる。自然酵母の使い分け、甘味、辛味、苦味、酸味、軽さや重さの調整により新しいビールが造り出されている。べルギービールの製造の工程は多様で複雑なものである。

どちらの国のビールも共に興味深く、味わい深い。しかし、双方のビールの良さのみを抽出して掛け合わせることで、よりユニークで特別なものができるのではないかと考えた。

醸造所の酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用している。この組み合わせから、今までになかった独特の味わいのビールができる。しかし、これは僕たちのスタート地点に過ぎない。今後この醸造所でどのようなビールが造られ、発展していくか僕たちにとっても未知数である。