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地母神へのささげ (WHEAT OFFERING) / 京都醸造

地母神へのささげ (WHEAT OFFERING) / 京都醸造


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330ml 5.0% ※原則クール便での配送とさせていただきます

名前の由来: 100%小麦麦芽を使ってビールを造るのはとてもめずらしく、母なる自然に、そのすばらしい恵みへの感謝をささげているような気持になりました。

ご存じでしょうが、ビールは通常4つの原材料、麦芽、ホップ、水、酵母から造られます。麦芽には様々なものがありますが、たいていベースモルトは大麦です。小麦はとてもよく使われますが、ふつうビールの泡もちをよくするために少量使われるか、ヘーフェヴァイツェンのような小麦のビールで全穀物の最大50%まで使われるかです。今回造ったビールのような100%小麦麦芽を使うというのはほとんど前例がなく、私たちが超えるべきユニークな挑戦でした。

レシピに小麦を加えることが敬遠される理由はいくつかありますが、主な理由として挙げられるのは利便性の問題です。張り子を作ったり、お金のかからないDIYでふすまを修理したことがある人ならわかるでしょうが、小麦はタンパク質の一種グルテンの割合が高いため濡れると非常にベタベタします。仕込みの工程では麦芽化した小麦を水と混ぜてデンプンからビールのベースになる糖分を含んだ液体を造るため、この粘着性は仕込みのときにいつも頭を悩ませます。さらに悪いことに、小麦の穀粒の外皮は非常に剥がれやすく、麦芽に加工される工程で失われます。つまり、仕込みのときに麦汁の流れをよくしてくれる穀皮がないということです。かいつまんで言うと、小麦を使えば使うほどビールの代わりに穴の開いた巨大な穀物の塊ができるリスクがあるのです。

このような使いにくさにも関わらず、小麦麦芽のパンのようなアロマや柔らかい甘さには独特のおいしさがあり、小麦を使うことでこの特徴を出したいと思いました。ビールには粗く挽いた小麦粉を思わせる穀物感が少し残っています。小麦麦芽の甘く、パンのようなフレーバーは素晴らしい下支えとなりフレーバーに深みを出しており、ヨーロッパ産ホップのスパイシーでハーブのような特徴はさらに味わいの複雑さとドライなフィニッシュを生み出してくれました。みなさんがこの自然がくれた穀物の恵みへのささげを楽しんでくれますように!

スタイル:100%ウィートセゾン

モルト:Wheat

ホップ:ビタリング - Aramis

味・アロマ - Strisselspalt, Aramis

酵母:Belgian Ale

ABV:5.0%

IBU:18

ガスボリューム (炭酸ガス含有量):2.5

賞味期限:3ヶ月

---京都醸造---

「自分たちが飲みたいビールを作れば良い」と言う友人の一言で始まった醸造所。

創業者はウエールズ人のベンさん、カナダ人のポールさん、アメリカ人のクリスさんの3名。

美味しいビールは日本中にたくさんあるけれども、他の味も試したかった。他のスタイルを味わってみたい人はたくさんいるに違いない。そのような思いからKBCを立ち上げた。

彼らのビール造りのベースとなったのは、アメリカとベルギーのビールだ。

アメリカはここ30年、クラフトビールの世界を切り拓いてきたクラフトビール界のパイオニアである。毎年のように新種のホップがリリースされている。無数の醸造家により材料や醸造法を混合させたハイブリッドビールやABV(アルコール度)及びIBU(国際的に使われる苦味を図る指標)が極端に調整された新しいスタイルのビールが生み出されている。彼らも既存の枠に捕らわれない新しいスタイルのビール造りに挑んでいる。

ベルギーは、歴史や伝統を重視したビール造りを続けてきた。一方で、歴史や伝統だけにとらわれず、アメリカと同様に独自のスタイルにこだわる醸造家がいる。自然酵母の使い分け、甘味、辛味、苦味、酸味、軽さや重さの調整により新しいビールが造り出されている。べルギービールの製造の工程は多様で複雑なものである。

どちらの国のビールも共に興味深く、味わい深い。しかし、双方のビールの良さのみを抽出して掛け合わせることで、よりユニークで特別なものができるのではないかと考えた。

醸造所の酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用している。この組み合わせから、今までになかった独特の味わいのビールができる。しかし、これは僕たちのスタート地点に過ぎない。今後この醸造所でどのようなビールが造られ、発展していくか僕たちにとっても未知数である。