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有終甘美 / 京都醸造

有終甘美 / 京都醸造


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今宵のフィナーレは、ほのかにみかんの香りのする黄金色のトリペルで

【味わいの特徴】

トリペルにしては度数をほどほどに抑えたことで、味わいがしつこく出すぎないように工夫しました。ベルギークラシックへの新しい解釈として、隠し味のみかんピールがほのかに香る仕掛けを加えました。

【相性の良い食事】

酢豚、うなぎの白焼き、生姜を効かせた茄子の揚げ浸し

【名前の由来】

終わりのない日はない。

最高だった日も、なんかイマイチだった日も、夜になればゆっくりと幕が引かれ、終わりを迎える。その暮れゆく一日をとっておきのビールで”美味しく”締める。終わり良ければすべて良し、という紋切型言葉があるように、美味しさという正義をもって、どんな一日でも綺麗に締めてしまうビール。このみかんの香りのする黄金ベルジャントリペルはそんな1杯。さぁ、美味しいフィナーレを!

【醸造家の声】

トリペルはベルギービールの代表的なビアスタイルの一つで、その中でも特に美味しく造るのが難しいビールです。伝統的な製法では、ピルスナーモルトを使い、ドライな味わいにするために糖類を添加します。しかし、トリペルをトリペルたらしめる味わいの複雑さは、ほとんどが酵母に起因するものです。そのことから、もし酵母のコンディション、糖類のバランスがおもわしくない時に、不快なアルコール感やフェノール香が生み出され、ビールそのもののバランスが大きく崩れるのです。こうしたトリペルを造る上での特性を踏まえ、トリペルにしてはアルコールを低めに設定し、醸造することにしました。また、豊かなフレーバーをうまくまとめる役として品のある柑橘香をもたらすみかんピールを使うことにしました。もったりしがちなトリペルを、締めの一杯にもってこいの綺麗で印象的なベルジャンに仕上げられたと思います。

スタイル:ベルジャントリペル

シリーズ:帰還

ABV:9.0%

IBU:35

モルト:Pilsner

ホップ:Polaris, Strisselspalt, Hallertau Blanc

酵母:Belgian Ale

副原料:みかんの皮、糖類

賞味期限:2022/10/20

---京都醸造---

「自分たちが飲みたいビールを作れば良い」と言う友人の一言で始まった醸造所。

創業者はウエールズ人のベンさん、カナダ人のポールさん、アメリカ人のクリスさんの3名。

美味しいビールは日本中にたくさんあるけれども、他の味も試したかった。他のスタイルを味わってみたい人はたくさんいるに違いない。そのような思いからKBCを立ち上げた。

彼らのビール造りのベースとなったのは、アメリカとベルギーのビールだ。

アメリカはここ30年、クラフトビールの世界を切り拓いてきたクラフトビール界のパイオニアである。毎年のように新種のホップがリリースされている。無数の醸造家により材料や醸造法を混合させたハイブリッドビールやABV(アルコール度)及びIBU(国際的に使われる苦味を図る指標)が極端に調整された新しいスタイルのビールが生み出されている。彼らも既存の枠に捕らわれない新しいスタイルのビール造りに挑んでいる。

ベルギーは、歴史や伝統を重視したビール造りを続けてきた。一方で、歴史や伝統だけにとらわれず、アメリカと同様に独自のスタイルにこだわる醸造家がいる。自然酵母の使い分け、甘味、辛味、苦味、酸味、軽さや重さの調整により新しいビールが造り出されている。べルギービールの製造の工程は多様で複雑なものである。

どちらの国のビールも共に興味深く、味わい深い。しかし、双方のビールの良さのみを抽出して掛け合わせることで、よりユニークで特別なものができるのではないかと考えた。

醸造所の酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用している。この組み合わせから、今までになかった独特の味わいのビールができる。しかし、これは僕たちのスタート地点に過ぎない。今後この醸造所でどのようなビールが造られ、発展していくか僕たちにとっても未知数である。