375ml 13%

UNTAPPD：4.754

はちみつ品種：サンフラワーハニー(ウクライナ産)

使用フルーツ：ブラックベリー・ストロベリー・ラズベリー・ビルベリー・カシス・レッドカラント

(ポーランド又はセルビア産)

キャラメル化(*1)されたサンフラワーハニーとエクストラダークメープルシロップのみを、先に7カ月かけてバーボン樽(*2)で熟成。その後、6種のベリーと合わせ醸造。そこへウガンダ産バニラビーンズを加えたら、さらに約1年間バーボン樽でコンディショニング。ジャムのようなベリーの爆発の中、バニラとメープル、かすかな塩味が垣間見える。しっかりとした酸味と樽熟成が強い甘さを程よく抑える。

(*1)キャラメル化した蜂蜜で醸造するミードを「Boche(ボシェ)」と呼ぶ。

(*2)Buffalo Trace Mash #1 barrels8年

---Marlobobo / マーロボボ---

2019年マリウスとゲイルの二人(※)で創業したミーダリー。ノルウェーのオスロ南⻄部の拠点を置き、ノルウェー産ハチミツと地元で収穫されたベリーを使用して醸造を始める。農業にリスペクトを持ち、歴史の深いお酒に様々なアイディアを加えながらマニアックなミードをつくる。

少量生産で中々数は作れないが、その味わいは欧州で大評判となり、ミッケラー等の著名な酒屋のラインナップにも並ぶ程となった。2020年からはバーボン樽とジン樽を使用した熟成ミードを醸造し非常に高い評価を受ける。彼らのミードは値が張るが、理由はある。殆どのミードで一滴の水も加えず、果物、はちみつ、酵母だけでじっくりと醸造する。そのため、数十mlでも満足できるような、大変濃厚で上質、そして余韻ある味わいが楽しめる。また、最高の素材を使用するため、森だろうと遠い地であろうと自らの足を使い現場へ出向き調達し、その中で良いものをだけを厳選する手作業を惜しまない。アイディア豊富で、誰も試したことがないような手法でミードを作る。ブレンドミードでは、ブレンドテストを繰り返し納得の一路を見出す。これら一つ一つの作業から完成したミードの味を体験すれば、その価値に納得せざるを得ない。

「Marlobobo Megabear」のブランドでは、ビール、サイダー、ペットナットも醸造。

評価サイト「Untapped」では、ミーダリーで世界5位にランクインする等実力も折り紙付きで、今後も目が離せない。