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【先行販売品】京都醸造 琴鱗、揺ら鳴く

【先行販売品】京都醸造 琴鱗、揺ら鳴く


通常価格 ¥770
セール価格 ¥770 通常価格
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350ml 8.5% ※先行販売品に伴い、お届けが3月8日以降となります※

※原則クール便での配送とさせていただきます※

金木犀の甘やかなアロマにトロピカルなNZホップを合わせたファームハウスセゾン

【味わいの特徴】

常設店であるMIYAMA162とともに設計したこのビールは、美山産キンモクセイを使用して醸造した黄金色が美しいセゾンです。

飲みやすくて爽やかな味わいが特徴で、金木犀の香りに、ニュージーランド産ホップのトロピカルフルーツやストーンフルーツのようなフレーバーが口に広がる仕上がり。

【相性の良い食事】

白胡椒の効いたホワイトソースの鯛のワイトグラチネ、アスパラのオランデーズソース、ドライフルーツを混ぜ込んだ鶏肉のテリーヌ

【名前の由来】

杉木立が美しく並ぶ美山の谷間をとうとうと流れる由良川のせせらぎに、金木犀の花や木の葉が運ばれる。その姿はまるで、黄金色の鱗をもつ登り竜が、琴の調べに合わせるが如くゆったりと下り、生まれ変わる様を彷彿とさせる。

【醸造家の声】

ある季節になるとどこからともなく漂ってくる金木犀(キンモクセイ)の香り。あの甘くてどこか懐かしさを感じさせる香りをビールで楽しめたら?という想いをしばらく前からしたためていました。

それを、京都にあるクラフトビアバー Miyama162と一緒に、その想いを形にすることになりました。その結果、想像していた通り、いや、それを上回るような素晴らしいビールができました!

京都は先斗町にあるMiyama162は、京都醸造の創業時からビールを取り扱ってくれているお店で、いつ行っても活気に溢れる楽しい空間を提供するバーです。座席数は多くないものの、京都を訪れるビール好きがこぞって訪れ、信じられないほどの量のビールが次々と提供されて、瞬時に空になるのを見るたびに、彼らの人気ぶりに感心させられます。店名にもなっている「美山」は京都の北部にある山々に囲まれた自然豊かな里で、162は京都市内から美山に向かう時に通る国道162号線から取られています。美山は、色つやが美しい美山杉で有名ですが、もちろんそれだけでなく、豊かな大地は多くの恵みを人々にもたらします。ある時、美山には天然の金木犀がたくさん自生している場所があり、Miyama162の面々も「地元・美山の金木犀を使ったビールを作りたい!」という考えがあることを知り、実は私たちも以前から同じアイデアを持っていたと意気投合し、今回のコラボレーションに発展しました。

アプリコットやストーンフルーツを思わせる金木犀の甘美な香りを最大限に生かすなら、、、と考えた時、迷わずセゾンスタイルがぴったりだと思い、これを単なる金木犀×セゾンの組み合わせにとどめず、ファームハウススタイルらしい実験的なアプローチで仕上げることにしました。これまで京都醸造もヘッドブルワーのジェームズも試したことのない多くの要素を組み合わせ、異なるフレーバー同士を融合させたビール造りに挑戦しました。

まずモルトベースは、ピルスナーとウィーンモルトを主体とし、わずかにスペシャルBモルトを加えることで、綺麗な黄金色とほんのりレーズンのような甘みをプラス。ホップにはパシフィックジェイド、タラス、コハツを使用し、トロピカルな風味と華やかな香りを演出しながら、金木犀の香りを引き立てるように設計しました。また、ホップの苦味を抑え、金木犀の繊細なニュアンスを損なわないよう設計しました。

そして、乾燥させた大量の金木犀の花をワールプールにじっくりと浸し、まるでビールでお茶を淹れるかのように、その香りを丁寧に抽出しました。その後、ファームハウス系の酵母を使用し、トロピカルな甘みを程よく引き締める香りと胡椒のようなスパイシーさを与え、さらに酵母由来のフルーティーなエステル香が金木犀の香りと絶妙に調和し、より複雑で奥行きのある味わいを生み出すことに成功しました。

多くの方の意識や記憶にそっと存在するあの魅力的な金木犀の香りを、ビールという飲み物の中で最大限に表現するという試み、ぜひその香りと味わいをお楽しみください。

スタイル:セゾン

シリーズ:仲間

ABV:5.5%

IBU:25

ガスボリューム:2.7

副原料:金木犀

賞味期限:2025/10/17

---京都醸造---

「自分たちが飲みたいビールを作れば良い」と言う友人の一言で始まった醸造所。

創業者はウエールズ人のベンさん、カナダ人のポールさん、アメリカ人のクリスさんの3名。

美味しいビールは日本中にたくさんあるけれども、他の味も試したかった。他のスタイルを味わってみたい人はたくさんいるに違いない。そのような思いからKBCを立ち上げた。

彼らのビール造りのベースとなったのは、アメリカとベルギーのビールだ。

アメリカはここ30年、クラフトビールの世界を切り拓いてきたクラフトビール界のパイオニアである。毎年のように新種のホップがリリースされている。無数の醸造家により材料や醸造法を混合させたハイブリッドビールやABV(アルコール度)及びIBU(国際的に使われる苦味を図る指標)が極端に調整された新しいスタイルのビールが生み出されている。彼らも既存の枠に捕らわれない新しいスタイルのビール造りに挑んでいる。

ベルギーは、歴史や伝統を重視したビール造りを続けてきた。一方で、歴史や伝統だけにとらわれず、アメリカと同様に独自のスタイルにこだわる醸造家がいる。自然酵母の使い分け、甘味、辛味、苦味、酸味、軽さや重さの調整により新しいビールが造り出されている。べルギービールの製造の工程は多様で複雑なものである。

どちらの国のビールも共に興味深く、味わい深い。しかし、双方のビールの良さのみを抽出して掛け合わせることで、よりユニークで特別なものができるのではないかと考えた。

醸造所の酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用している。この組み合わせから、今までになかった独特の味わいのビールができる。しかし、これは僕たちのスタート地点に過ぎない。今後この醸造所でどのようなビールが造られ、発展していくか僕たちにとっても未知数である。