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Vertereとのコラボは、菌で始まりホップで締める、香り高いベルジャンサワーIPA
【味わいの特徴】
乳酸菌(ラクトバチルス)によって酸味を加えたベルジャンIPAで、穏やかな苦味とトロピカルなフレーバー、そしてキレのあるドライな酸味が特徴です。ベルギー酵母由来のフルーティーなエステル、乳酸菌由来のフルーツのような魅力的な香り、そしてトロピカルでシトラス感の強いホップが絶妙に融合したユニークな一杯です。
【相性の良い食事】
酸味やスパイスを含む料理、フルーティーなチーズやデザートなどと相性◎
・エビやホタテのグリル(ライムやレモンを添えて)
・パイナップルやマンゴーを使ったサラダ
・レアチーズケーキ
【名前の由来】
かつてホップは、ビールが長期保管や遠方への移送に耐えるようにその殺菌効果を期待して使われました。今回、そんな中世のホップの使い方を踏襲し、ビール内で酸を生みながら元気に活動する乳酸菌を、一気に夢から覚めさせるが如く、大量のホップを投入し、動きを止めてしまう醸造方法を試みました。ふと菌の気持ちになって、ビールの中をゆらゆらと自由に泳ぎまわっているところに、突然の天変地異、はてさてどうしようかと思い巡らせた時に、菌の世界から現実に戻ってくるイメージで名付けました。
【醸造家の声】
このビールを造ることは、私たちにとって初めての試みで、多くの心配と細心の注意を払って取り組むものでした。
コラボビールを作る際、私たちはできるだけ相手ブルワリーの「味」を取り入れるようにしてきました。これには、味と一口に言ってもいろいろあって、副原料を使うことや新しい製法、ビールの肝となる酵母の選択、さらには相手が得意とするスタイルの選定などがあります。そこで、乳酸菌(ラクトバチルス菌、Lactobacillus Brevis)を使ったサワーエールを得意とするVertereとコラボの話をしたとき、私たちがこれまで試したことのない方法で彼らの味を取り入れる良い機会だと考えました。
しかし、この乳酸菌というのは、そんな気軽に取り入れられる代物ではありません。私たちがこれまで行ってきたケトルサワリングとは違い、菌を直接タンクに投入するという方法です。この菌はフルーティーですっきりとした酸味を生み出す一方で、ビールを劣化させる原因となる腐敗菌、つまり扱い方を間違えれば"ビールの敵"でもあるのです。そのため、醸造所内にこの菌を意図的に持ち込むことは、大きなリスクを伴うということで、万全な安全対策を必要としました。
この菌が他のビールに混入しないように、タンクに接触したすべての設備を隔離し、徹底的に清掃するなど、たった1細胞たりとも隣のタンクに移ってしまわないよう細心の注意を払って対策しました。さらに、社内の品質管理を目的とするQAQCラボにおいても、通常以上に厳格な検査を実施し、クロスコンタミネーション(交差汚染)が発生するリスクをゼロにするよう努めました。
このような神経をすり減らすようなストレスがかかったという話はさておき、ビールについて紹介しましょう!
ベースとなるビールは、小麦とオーツをたっぷり使用したベルジャンIPA。トロピカルで柑橘系の香りを持つシトラと、パッションフルーツや柑橘系の香りを持つエッガーズ社のリワカを組み合わせて使っています。さらにもうひとつ、米国のインディホップス(小規模な独立系ホップ会社)の中から特徴的な品種を選ぶことになり、私たちの方はピーチやマンゴー・レモネードのような風味を持つ「ルミノーサ」を選びました(一方Vertereは、新鮮なフルーツのような風味を持つ「ローリエン」というホップを選択しました)。ベルジャンIPAの極めつけに、シムコーを加え、乳酸菌由来のフルーティーな酸味と調和する、柑橘系アロマの層を形成させました。
そして、ホップのもつ殺菌効果を利用し、大量のホップを投入することで、乳酸菌の活動を止めてしまいます。苦味は控えめにしつつ、ベルギー酵母のエステル香とホップ&乳酸菌のトロピカルなフレーバーが一体となった、唯一無二のIPAに仕上がっています。 多くの試行錯誤と愛(そしてストレス!)をたっぷりと注ぎ込んだこのベルジャンサワーIPA、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです!
スタイル:ベルジャンサワーIPA
シリーズ:仲間
ABV:7.5%
IBU:5
ガスボリューム:2.65
品目:ビール
賞味期限:2025/09/14
---京都醸造---
「自分たちが飲みたいビールを作れば良い」と言う友人の一言で始まった醸造所。
創業者はウエールズ人のベンさん、カナダ人のポールさん、アメリカ人のクリスさんの3名。
美味しいビールは日本中にたくさんあるけれども、他の味も試したかった。他のスタイルを味わってみたい人はたくさんいるに違いない。そのような思いからKBCを立ち上げた。
彼らのビール造りのベースとなったのは、アメリカとベルギーのビールだ。
アメリカはここ30年、クラフトビールの世界を切り拓いてきたクラフトビール界のパイオニアである。毎年のように新種のホップがリリースされている。無数の醸造家により材料や醸造法を混合させたハイブリッドビールやABV(アルコール度)及びIBU(国際的に使われる苦味を図る指標)が極端に調整された新しいスタイルのビールが生み出されている。彼らも既存の枠に捕らわれない新しいスタイルのビール造りに挑んでいる。
ベルギーは、歴史や伝統を重視したビール造りを続けてきた。一方で、歴史や伝統だけにとらわれず、アメリカと同様に独自のスタイルにこだわる醸造家がいる。自然酵母の使い分け、甘味、辛味、苦味、酸味、軽さや重さの調整により新しいビールが造り出されている。べルギービールの製造の工程は多様で複雑なものである。
どちらの国のビールも共に興味深く、味わい深い。しかし、双方のビールの良さのみを抽出して掛け合わせることで、よりユニークで特別なものができるのではないかと考えた。
醸造所の酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用している。この組み合わせから、今までになかった独特の味わいのビールができる。しかし、これは僕たちのスタート地点に過ぎない。今後この醸造所でどのようなビールが造られ、発展していくか僕たちにとっても未知数である。
法律により20歳未満の酒類の購入や飲酒は禁止されており、
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